本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

海外旅行

【オランダ】合法?コーヒーショップでの大麻(マリファナ)体験談

「オランダは売春や大麻(マリファナ)が合法」と大人の男性は一度は聞いたことがありますよね。

「本当に合法なの?」「吸ったらどうなるの?」
アムステルダムのコーヒーショップでの体験談を交えながら紹介します。

※友人の体験談です。

結論:オランダでも大麻は違法です

オランダでも、大麻の使用は違法行為です。
しかしオランダ政府は、政策で完全に薬物を排除することはできないとわかっています。
また、大麻を始め薬物を完全に禁止してしまえば、人々はコカインなどの重い薬物(ハードドラッグ)にも手を出してしまうかもしれません。

そこでオランダ政府は、一定の条件下での大麻の販売を許可・容認しています。

コーヒーショップでは大麻が簡単に買える

「コーヒーショップ」と聞くと喫茶店をイメージしてしまいそうですね。
先に述べた「政府から大麻の販売を許可されたお店」がオランダのコーヒーショップです。

コーヒーショップでは、「宣伝を行わない」「ハードドラッグを販売しない」など、政府から設けられた5つの基準をクリアしたうえで大麻を販売しています。

コーヒーショップでの大麻体験談

アムステルダムを散策していると「COFFEE SHOP」というネオンサインが掲げられているお店をたくさん見かけます。
特に、飾り窓で有名なレッドライトディストリクト付近で多く見かけました。

アムステルダム滞在中、2店舗訪問した友人の体験談を紹介します。
(〜だそうです、と毎回書くとくどいので1人称で書きます)

The Bulldog Amsterdam

「アムステルダム コーヒーショップ」と検索すると目にするブルドッグのお店。
ザブルドッグアムステルダムは、夜に行ったこともあってか観光客でとても賑わっていました。
店内は撮影禁止。
トイレに行く際に利用料がかかったのが印象的でしした。

大麻を買うために列に並び、カウンターでお金を払ってジョイントを1本購入。
10ユーロしなかったと思います。
店内どこでも吸っていいとのことですが、1人旅のため知らない国の人と相席になりました。
普段タバコを吸わないため、ライターを持っていません。
相席したフランス人のグループにライターを借り、吸い方も教えてもらいました。

「思いっきり吸い込め!」
というのでその通りにすると、思いっきりむせました。
それを見て彼らは爆笑。
若干の苦しさと、ボーッとする感じはありましたが特に何も感じませんでした。

「わざわざ大麻吸いにオランダまで来たのかよ!お前やべーな」
と仲良くなり、吸い終わったあと一緒に街に遊びにいきました。

BLUEBIRD COFFEESHOP

翌日、もう1本くらい吸ってみようということで街を散策していると、名前がかっこいいお店を見つけました。
前日の反省を生かし、近くの雑貨屋でライターを購入してから入店。

パスポートを提示したのちに、列に並び注文します。
こちらのお店では、ドリンクも一緒に注文するのがマナーということでコーラも一緒に買いました。
大麻100パーセントのものを買いたかったのですが、英語がよくわからず間違えてタバコと混ざったものを注文してしまい、変更をお願いしたら若干キレられました。

席に座り昨日の要領で吸ってみると、喉のあたりが熱くなりました。
おかしいなと思いつつ店を出ました。

大麻吸って体調悪化(バッドトリップ?)

店を出て街に歩いていくと、だんだん体が重くなってきました。
鎧のかぶとを身につけていて全然前に進まない感覚。
「これはマジでやばい」
と思い、散策を断念しなんとか自力でホテルに帰りました。

ホテルのフロントに相談

「大変恥ずかしいのですが、コーヒーショップでマリファナを吸ってとても体調が悪いです。営業している近くの病院を教えてください」

「このままじゃ死ぬな」と本気で思い、勇気を持ってフロントに相談。
フロントのスタッフは困惑している様子でしたが、
「旅行者によくあることだから、気にしなくていいよ。それでも病院行きたい?」
と聞いてくれたので、タクシーを呼んでもらいました。

タクシーで救急病院に行きました

タクシーで片道10分ほどの救急病院に行きました。
受付で経緯と症状を伝えます。

「旅行者にはよくあることだし、大麻の症状についてちゃんとした診察はできない。
それでも診ることはできるけど、診察料は200ユーロかかる。
あと、めっちゃ忙しいんだけど、どうする?」

受付でタクシーを呼んでもらい、受診せず帰りました。
命の危機感よりも、目先の2万6000円に負けた。
こんな状況下でも「たかっ」とか「絶対保険効かないよな〜」とか冷静でした。

往復のタクシー代は3000円弱でした。

ファンタ飲んで寝たら治りました

ホテルに戻ると「早かったのね!」とスタッフが迎えてくれました。
またまた恥ずかしながら、病院での経緯を説明。

「あそこに自販機あるでしょ?ファンタ飲んでリラックスしたら治るから。そうね、オレンジ味にしなさい」

言われるがままにファンタオレンジを購入。
このときも「寝たら一生目覚めない」ような気がしていたので、フロント前の椅子で音楽を聴きながら時間を潰しました。
万が一に備え、ヨーロッパ在住の知人に経緯と宿泊先の住所を連絡して「頼むね」と送りました。

数時間滞在して少し落ち着いた気がしたので、部屋に戻り寝ました。
翌朝、普通に目覚めることができました。

それからファンタに対する思いは特別です。

日本人が海外で大麻を吸うのは違法?

合法か違法か、ネットで調べると両方の意見が出てきます。

違法→日本の大麻取締法は海外でも適応される

合法→大麻取締法は使用について禁止していない

結論は分かりませんが、仮に帰国時に調べられて引っかかってしまったら面倒なことになるのでリスキーな行動であるのは間違いありません。
また、限られた海外旅行の1日を棒に振るってしまうかもしれません。

上記の体験談から、吸うなら1人旅ではなく信頼できる知人と一緒にいるときにするようオススメします。
(1日を棒に振るって迷惑をかける、と矛盾しますが、そこはお互い様で)

まとめ

レゲエを好きなこともあり、大麻については悪いイメージを持っていませんでした。
「ダメ。ゼッタイ。」でおなじみの麻薬・覚醒剤乱用防止募金が回ってきても「大麻については、、、」とスルーしていました。

今回のエピソードで悪い面をアピールしたかったわけではありません。
この友人は以前ジャマイカで大麻を吸った経験もありますが、その時はなんとも感じなかったようです。
医療用大麻は有効とのデータもあります。

いいも悪いも両面があることを知って、自分に責任を持った上で旅行を楽しんでください!