オランダのまちがオレンジであふれる1日、それがKING’S DAYです。
2019年、キングズデーにアムステルダムを訪問しました。
キングズデーはどんな日なのか、まちはどんな様子なのか紹介します。
キングズデーは国王の誕生日
名前の通り、キングズデーは王様の日。
現在のオランダ国王ウィリアムアレキサンダーの誕生日4月27日を祝うお祭り的な1日です。
キングズデーは2014年にできた祝日
キングズデーは2014年に誕生した、新しい祝日なんです。
オランダでは、しばらく女王の王位継承が続いていました。
123年ぶりに王位が男性に継承され国王が誕生したことにより、「キングズデー」が誕生しました。
ちなみにそれまでは「クイーンズデー」という祝日がありました。
オランダのまちがオレンジでいっぱいに
お土産屋さんはオレンジ色のグッズでいっぱい。
オランダ独立戦争の中心人物で、事実上オランダの初代君主ウィレム1世。
彼は「オラニエ家」出身で、オラニエは英語でオレンジを意味します。
この経緯から、彼を称えるためにオレンジがオランダの色として使われるようになったと言われています。
キングズデーのアムステルダム
キングズデーのアムステルダムは人がほんとうにたくさん!
独特の雰囲気を味わえます。
船や路上でパーティー
仲間で船を借りて尾上で音楽やお酒を楽しむ人々。
お酒だけでなく、マリファナの匂いもプンプンです。
アムステルダム市内の別の場所では、クラブミュージックを流すブースもありました。
キッチンカーや屋台もたくさん
キングズデーのアムステルダム市内では、食べ物をうるキッチンカーや屋台がたくさん。
オランダの郷土料理を売るお店もあり、食べ歩きながら市内散策ができました。
フリーマーケットも開催される?
キングズデーの1日は、許可不要でお店を出店できるそうです。
そのため、公園や路上ではフリーマーケットがたくさん。
と、事前に調べて出てきましたが、私が散策したアムステルダム中央駅から徒歩30分圏内では全く見かけませんでした。
旅の途中で仲良くなった人に聞くと、彼が滞在した郊外の街や、隣町のユトレヒトではたくさんのフリーマーケット出店を確認できたそうです。
オランダキングズデーの治安や注意点
海外旅行で気になる治安問題。
実際にキングズデーのアムステルダムを散策して感じた治安と、観光の注意点を紹介します。
スリや酔っぱらいには注意が必要
普通に市内を歩いていて、人だかりで立ち往生するほど混んでいるエリアがいくつもあります。
酔っぱらい同士の喧嘩の場面も目撃しました。
また、写真のようにゴミが散乱しており、ビンの破片などもあります。
キングズデーの観光を楽しむには、少しでも危険と感じたらその状況を避けるか、逆にパーティーバイブスで突っ込みましょう。
営業していないお店や観光地も多い
キングズデーは国民の祝日。
オランダ国民も休日を祝い楽しむため、営業していないお店や観光地もあります。
一方、ハイネケンエクスペリエンスのようにキングズデーならではの装飾をしている観光地やお店もあります。
お目当ての場所は事前に営業状況を調べて、限られた時間でのオランダ観光を楽しみましょう。
キングズデーのオランダはオススメです
オランダ観光に数日日程を取れるなら、一年に一度の、普段と違ったお祭りムードのキングズデーに行ってみましょう。
キングズデーは4月27日なので、日本のゴールデンウィークに絡めやすいことや、チューリップのタイミングと重なることも、オススメ時期としての理由の一つです。