小学校の美術室で出会ってから、一度は見てみたいと思っていたフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。
本物はオランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館にあります。
マウリッツハイス美術館
オランダ・ハーグにあるマウリッツハイス美術館。
1822年、初代オランダ国王ウィレム1世の時代に開館しました。
アムステルダムから約1時間のアクセス
アムステルダム中央駅からハーグ中央駅までは約50分。
ハーグ中央駅からマウリッツハイス美術館までは徒歩10分強なので、アムスから約1時間の好アクセスです。
それでも、「時間をかけてわざわざ行く価値があるのか?」と行くまでは迷っていました。
行けば本当に満足!
今まで日本・海外の美術館で見てきた作品の中で印象居残る作品ベスト5に入りました。
フェルメールの作品を3点も収蔵
マウリッツハイス美術館では、真珠の耳飾りの少女のほかに2点のフェルメール作品を修造しています。
実はこれ、すごいことなんです。
なぜならば、フェルメールの作品は30数点しか存在していないからです。
リニューアルしたモダンな館内でフェルメール作品を楽しみましょう。
あわせて見たい!マウリッツハイスのレンブラント
マウリッツハイス美術館には、オランダの画家レンブラントの作品も数多く収蔵されています。
写真の「テュルプ博士の解剖学講義」も世界史資料集に載る有名作品です。
ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
マウリッツハイス美術館の中で一番人が集まっているのは、やはりフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」でした。
どこから見ても目線が合う
真珠の耳飾りの少女がとても印象に残ったのは、どこから見ても目線が合っているかのように感じられたからです。
右から見ても目線が合います。
小学校の美術室で初めて見たときから、いつかは実物を見て見たいと思っていたのは、思春期にかわいい少女に見つめられ芽生えた恋心だったのでしょうか。
100円台で販売された歴史を持つ名画
現在、もし市場で取引されるなら150億円にもなると言われる名画ですが、1ユーロで販売されたという過去があります。
というのは、フェルメールの死後、所有者が転々とする中でフェルメール作ということが分からなくなってしまったからです。
ある美術収集家が購入し、修復する過程の中でサインを確認でき、1665年頃のフェルメールの作品と判明しました。
フェルメールを見にハーグへ行く価値あり
アムステルダムからのアムセスも良いハーグ。
美術館周辺にも歴史を感じる建物があります。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を見るために行く価値ありです。
マウリッツハイスのチケットはウェブサイトから予約できます。
また、ウェブサイトでコレクションを見ることも可能です。
コロナ禍の現在でも楽しめるサービスなので、ぜひ覗いてみてください。