カタールワールドカップ観戦から約1か月半経つ今でも、そしてこれからも初めてのワールドカップ観戦を忘れることはないでしょう。
本記事では、コロナ禍のワールドカップ行きに際しての葛藤と、試合以外の現地の雰囲気などを紹介します。
コロナ禍初の海外旅行
2020年からコロナウイルス感染症の影響で海外に行きにくくなりました。
元号の変更に伴い10連休が発生した2019年のゴールデンウィークぶりに海外に行けた理由。
それがカタールワールドカップでした。
「チケット購入権当たったら、行ってきていいですか?」
2022年4月に上司にお伺いをたて、6月にまさかの当選。
「ホントに行きますからね?支払いますからね?」
コロナ禍で本当に行ってもいいのだろうかと、自分の気持ちも確定しないなか購入した日本vsスペイン戦観戦はプライスレスな経験となりました。
カタール行きの航空券・ホテル高すぎ問題
普段は10万円ちょっとで行けるというドーハ往復航空券も、イベント期間のため乗り継ぎ便で20万円弱しました。
ワールドカップ半年前の時点で直行便は往復25万円程度。
加えて、ドーハ市内のホテル予約が一括でワールドカップ用に管理されたために、安くても1泊2万円程度の宿しか見つかりませんでした。
「今回は見送って4年後のW杯観戦、もしくは違う魅力的な国に旅行したほうがいいのでは?」
迷いは10月くらいまでありましたが、一生に一度かもしれないと覚悟を決めました。
交通費無料!ハヤカードで地下鉄やバスがタダ
コロナ禍での国際大会のため、カタール入国には写真のハヤカード所持が義務付けられました。
写真付きのIDカードで、ホテル予約を確定させた人からパスポート情報などを入力し申請を行いました。
成田空港での搭乗手続きでもハヤをしっかり持っているか確認され、無い場合は搭乗できない様子でした。
このハヤカードがすぐれもので、大会期間中スタジアムに向かうための地下鉄やバス移動が全て無料でした。
そのため現地で支払った交通費は、疲れちゃって利用したウーバー1回のみです。
SIMカード無料配布!でインターネットもタダで使えた
カタールの通信会社が本当に太っ腹!
空港で3日間無料のSIMカードを配っていたため、今回はモバイルWiFiを借りる必要がありませんでした。
おかげでラインやインスタも常に操作できて、日本にいるような感覚でした。
帰国できない日本人に遭遇
当初カタールの入国条件は、ハヤカード所持に加えて入国72時間以内のPCR検査が必要とされていました。
11月に入り緩和が発表されたためその必要がなくなり、田舎在住の私も一気に不安が消えたのを覚えています。
ところが日本に入国(帰国)するためには、コロナワクチン接種3回以上orPCR検査or大使館発行のレター所持という条件が残っていました。
帰国時の空港チェックインカウンターでたまたま後ろに並んでいてなんとなく話していた日本人サポーターはそれを知らずにワクチン2回接種のみ。
彼の準備不足の自己責任といえばそれまでですが、流れで解決策を一緒に探した自分もモヤモヤが残る帰路となりました。
あと、おそらく彼に風邪をうつされて帰国後寝込みました。
FC東京サポのお兄さん、どこかで遭遇したらビールおごってください。
ワールドカップ期間中の現地の雰囲気
秋田県ほどの面積のカタールで行われた2022年ワールドカップ。
これまでの大会と異なりスタジアムがドーハ1都市に集中しているため、お祭りムードもマシマシな様子でした。
街中にワールドカップの装飾
ドーハ市内にたくさんのワールドカップ用モニュメントが設置されていました。
中心観光地スークワキーフのラクダ。
海沿いコーニッシュにはカウントダウンの時計やフォトスポットがありました。
地下鉄車内にもサッカーボールの装飾がありました。
そのほか、街中にワールドカップのフラッグやライーブ君のイラストがありました。
各国スター選手がビルに登場
ドーハ市内の高めのビルには、各国代表のスター選手がラッピングされていました。
イニエスタの後継者とも呼ばれるスペイン代表のペドリ。
少し離れたショッピングモール付近には、日本代表キャプテンの吉田麻也もいました。
日本人モテモテ!観光時もユニフォーム着用
スタジアムでの観戦時のみならず、街中での観光時もユニフォームや自国のフラッグを背負い歩くサポーターがたくさんいます。
初戦でドイツを撃破した日本人サポーターはモテモテで、ユニフォームを着て歩けば「おめでとう!」や「一緒に写真を撮ろう」と声をかけてもらえました。
お酒禁止!ビール1杯2000円
イスラム教国のカタールでは野外でお酒が飲めません。
今回の大会でファンフェスタと呼ばれるパブリックビューイングなどができるイベント会場で限定的に販売されたバドワイザー。
お値段なんと1杯2000円。
お土産にもなる赤色のプラカップがついてきたとは言え高すぎ(飲んだけど)。
プラカップゆえのヌルさ感じる高級バドワイザーの味をしばらく忘れることはないでしょう。
外資系の高級ホテルのラウンジやバーでもお酒が飲めるようです。