東海道の宿場町「由比」の本陣跡地にある静岡市東海道広重美術館。
いま、世界から注目される日本の浮世絵。
静岡市東海道広重美術館は、ゴッホやモネにも影響を与えた歌川広重の作品を鑑賞でき、浮世絵について学ぶことができる施設です。
静岡市東海道広重美術館のオススメポイント
「浮世絵、あんまり詳しくないからな、、、」
大丈夫です!浮世絵に詳しくない私も楽しめました。
静岡市東海道広重美術館に行ってみて感じた魅力を紹介します。
東海道の歴史を感じるロケーション
静岡市東海道広重美術館は、東海道由比宿の本陣跡地にあります。
江戸時代に大名たちが宿泊した施設です。
由比宿は東海道五十三次において、スタートの日本橋から数えて16番目の宿場町でした。
当時、馬に水を飲ませたり洗ったりしていた「馬の水呑馬」には、たくさんの亀がいます。
重なってひなたぼっこする亀さん、かわいい。
「由井正雪の乱(慶安の変)」の首謀者、由井正雪の生家とされる染物屋「正雪紺屋」も美術館のすぐ近くです。
建物や周囲の街並みから歴史を感じることができるのも、観光の楽しみですね。
タブレットで浮世絵や歌川広重を学べる
入館後に順路を進むと、静岡市東海道広重美術館ガイダンスシステムのタブレットがあります。
浮世絵や広重、旧東海道について、美術館を見学する前にざっくり学べるので、予備知識なしでも大丈夫。
多言語対応なので、外国人の友人を連れて行く際にも助かります。
視覚的にわかりやすい解説展示
タブレットで簡単な予備知識をつけたあとじっくり読んでほしいのが解説の展示です。
浮世絵の種類や役割について、視覚的にとてもわかりやすく学ぶことができました。
特に視覚的にわかりやすく楽しめたのが「摺りの順序」。
いくつもの工程を踏んで1枚の作品が出来上がることがよくわかりました。
大人から子供まで!版画摺り体験
摺りの順序を学んで作品も鑑賞したあと、実際に版画摺りを体験することができます。
子連れの方は、展示は理解できるか不安で美術館に行くのをためらってしまいそうですが最後にこれがあるので安心。
体験料金は300円です。
浮世絵パッケージの静岡茶もあるショップ
ショップには定番のポストカードがずらりと並びます。
見学して気に入った作品をゲットしました。
浮世絵がパッケージに印刷された静岡茶もあります。
静岡土産として話のネタにもなりますね。
海外に持っていくにも喜ばれそうです。
展覧会と学芸員のギャラリートーク
美術館の魅力の1つといえば、時期ごとに変わる展覧会です。
静岡市東海道広重美術館でも展覧会の内容が変わるので、何回行っても楽しめます。
1つのテーマの中でもパートが2つに分かれたり、学芸員のギャラリートークイベントが開催されたりと、行く理由がたくさんです。
ゴッホやモネにも影響を与えた広重の魅力を静岡で
「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」はゴッホが模したことでも知られます。
またモネは、広重の絵を真似た庭を自宅に作ったことほど、世界の画家に愛された広重の浮世絵。
浮世絵の魅力を感じることができる静岡市東海道広重美術館。
本物の作品は残念ながら撮影禁止のためブログでは紹介できていません。
ぜひ見学に行ってみてくださいね!