「独身最後に、みんなと旅がしたい」
こんなセリフを言われたら、あなたは断れますか?
コロナ禍で世間的にも旅行しづらい中、細心の注意を払って旅行を強行した結果、タイミングが重なりに重なり職場にも迷惑をかけてしまう事態となりました。
休暇を利用しての旅行や、卒業旅行を検討中の方もぜひ読んでください。
コロナ禍の旅行で遭遇した3つのトラブル

松島で食べた海鮮丼。
おいしそうでしょ?
この時は、この旅行に待ち構えていたトラブルなど誰も予想できませんでした。
感染症対策をバッチリして、感染者の少ない東北を選んだにもかかわらず、コロナ禍の旅行で遭遇した3つのトラブルを紹介します。
同行者が発熱してPCR検査を受ける
宮城県から岩手県に移動した1日目。
急遽、仙台在住の友人が仕事の都合で宿泊せず宮城に戻りました。
翌日の合流経路を確認して惜しくも解散しました。
「電車に乗ろうとして検温したら、37.3℃ある、、、」
この時期に、微妙な体温。
岩手県に残り旅行を続ける私たちのために、彼は病院に行き自費でPCR検査を受けました。
「ただの風邪だろう」と思いつつも心配は募るばかり。
「自分が感染していたらどうしよう」と気持ちから体調が悪くなる友人。
結果、陰性とわかりひと安心でしたが、旅行を組んだことすら後悔しかけて、友人関係が悪化しかねない一件でした。
複数人で旅行をする際は、同行者を思いやり、少なくとも1週間前からは自分の行動に責任を持つ必要がありますね。
慣れない雪道で車が動かなくなる
秋田県で目的地を目指してドライブしていた際、メインの道から外れた雪の多い道で車が動かなくなりました。
数年前私は北陸に住んでおり、雪道での運転経験があったため油断していました。
気がついたときには車の下に雪が詰まり、タイヤが空回りしていました。
レンタカーには雪かきに十分なスコップも入っていません。
幸い、かなり田舎で他の車が通ることはなかったため交通に支障はありませんでした。
一方、その分周りに民家もなく、完全に孤立しました。
たまたま通りかかったおじいさんがスコップを持ってきてくれて、30分程度で脱出することができました。
おじいさんには感謝でしかありません。
平時では進んで助けたいという気持ちがあっても、コロナ禍ではそうでなくなってしまうこともありますよね。
人の優しさを感じ、自分も人に優しくしたいと思った出来事でした。
地震の影響で新幹線が運休停止になり帰宅できなくなる
職場に県外に行くことを黙って旅行に行き、言わざるを得ないケースに遭遇したら、あなたはどうしますか?
旅行中の2月12日、福島・宮城で震度6強の地震が発生。
新幹線は10日前後動く見込みがありません。
「いつ、どうやって帰ればいいのか」
「職場にはなんと話そうか」
突然の出来事すぎで、またまた友人が体調不良になりました。
仮病を使うことも一瞬頭をよぎりましたが、帰るのに何日かかるかわからないという事実と、嘘をつくことに対する不誠実さが違うと思い、正直に出勤できない理由を話しました。
月曜日に休暇をもらい、なんとか1日で帰宅できました。
復帰後、責められることなく「大変だったね」と迎えてもらえました。
旅行に行った理由は今も聞かれておらず、どう思われているかもわかりません。
「コロナ禍の旅行など御法度」な職場だったら席がなくなっていたかもしれません。
(そしたら多分嘘ついたけど)
コロナ禍の旅行にはリスクがある

とりあえず仙台に戻って、帰宅するあてもないなか食べた牛タンが美味しかった。
まあ牛タンはいつ食べても美味しいんだけど。
今回の度重なるトラブルで、コロナ禍の旅行には様々なリスクがあることを身に染みて実感しました。
現在旅行を検討中の方は、最善の準備と根回しを行い旅行を楽しんでください。